有限会社 三恭紙器

貼函からトムソン函、段ボールまで

 北島に工業団地ができた当初から移転し、昭和の始め、徳島市内で家内工業として始めた貼函づくりの事業を引き継いでいます。
薄紙を貼って仕上げる貼函のほか、段ボールケースや、デザインを印刷した厚紙を機械で型抜きして貼り合わせたトムソン函と呼ばれるものなど様々な種類の箱を取り扱っています。お客様のご要望に合わせて、紙やサイズを決め、デザインし、サンプルをつくってご提案させていただいております。酒やガラス製品、和洋菓子から、わかめやちりめんなど特産品まで、暮らしに密着した箱も多く製造しています。珍しいものでは、遊山箱を模した高級和菓子の箱や建設会社の図面を入れる書類箱などもあります。



半自動でひと箱ずつ丁寧に

 原紙とよばれる厚紙を展開図にあわせて型抜きしたものを組み立てて、それに別の色や模様のついた薄紙を張り合わせて仕上げる貼函。昔は、刷毛で薄紙一枚ずつに水ノリをつけていましたが、今は、濃度を調整した膠(ニカワ)を機械に流し入れ、半自動で貼りつけていきます。膠のついた薄紙に箱の土台を一瞬でのせていく作業は、熟練工の会長が担当します。女性三人、息の合った流れ作業で、天井まであった箱の山も一気に貼り終わります。



環境にやさしい箱づくり

 箱のもとになる原紙を型抜きしたときにできる切れ端を集めて、工業団地内にあるリサイクル工場に持っていきます。原紙の厚紙の白い部分はパルプですが、グレーの部分は古紙。なんどもリサイクルされ、なんども新しい箱に生まれ変わっていきます。環境にやさしい箱づくりを目指して、地域社会に貢献していきたいと思います。



アットホームな職場です

 家族と少人数の従業員で家内工業的に今も、頑張っています。午前中は全員で箱作りに没頭し、午後から配達や営業などを手分けして行っています。従業員の皆さんもニックネームで呼びあい、家族のように親しく働いています。四代目候補の息子たちも今は別の仕事をしていたりしますが、将来は一緒に家業を盛りあげてくれると期待しています。派手な仕事ではありませんが、ひとつずつ確実に箱を作り上げていくように、次の世代へと引き継いでいきたいと思っています。


事業内容

各種印刷紙器、貼函、トムソン函、段ボールケース、包装資材


会社概要

会社名
有限会社 三恭紙器

代表取締役社長
福島 武則

所在地
〒771-0202
徳島県板野郡北島町太郎八須字
新開1-8

TEL 
088-698-2234
FAX 
088-698-2287


アクセス

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